Kindle Paperwhiteを買いました。
今までスマホでKindleアプリを使って電子書籍お試しライフを送っていたのですが、ついにAmazonでKindle Paperwhiteをポチりました。
- スマホからPaperwhiteに乗り換える過程で考えたこと
- 実際にPaperwhiteを使ってみて感じたこと
などをちょっと書いてみようと思います。
そもそも、Kindleは便利なのか
結論から言うと、ものすごく便利です。
近年の電子書籍の隆盛を眺めながらも「紙の本が好き」派だったので、「イマイチだったらやめる。スマホ使えば初期投資も少ないし」という懐疑的な態度でKindleアプリを使い始めたんですが、Kindleは想像以上に便利でした。
Kindleのメリット・デメリットなんて既に語り尽くされていると思いますが、僕が感じたことを簡単に書いておきます。
メリット
Kindle Paperwhiteを買おうと思ったきっかけ
ここまで長々と書いたように魅力的なKindleですが、スマホで使用しているとやはり不満な点も出てきました。
主なものとしては、
- 画面が小さい
- 寝る前に読んでいるとバックライトが眩しい
という2点です。
これらの2点を解決するために、Kindle Paperwhiteの購入を検討し始めました。
購入前に考えたこと
Paperwhiteの画面は本当に"大きい"のか
今までKidnleアプリを使用していたGalaxy S4(SC-04E)の液晶が5インチ*5なので、6インチのPaperwhiteに変更すると確実に画面サイズはアップします。
とはいえ、5インチから6インチへの変更ってそんなに大差ないのでは? と思ったので、もう少し詳しく検討してみました。
スペック
まずは両機のスペックです。
Galaxy S4 | Kindle Paperwhite | |
画面サイズ | 5.0" | 6.0" |
画面解像度 | 1920x1080 | 1024x768 |
アスペクト比 | 16:9 | 4:3 |
パッと見た感じ、画面解像度の差が気になりますが、これはS4の画素密度が441ppiという異常な値*6になっているせいであって、Paperwhiteも212dpiという充分な画素密度を持っているため問題ないと思います*7。
それよりも気になるのがアスペクト比で、S4がFullHDディスプレイを採用しているために16:9というかなり縦長な画面になっています。一方、Paperwhiteは4:3というクラシカルな比率。
何を表示するのか
僕個人の使用用途に限れば、Kindleで表示するコンテンツは大きく分けて3つあります。
- 小説などテキスト主体のコンテンツ
- B6版などの漫画(青年誌系)
- 新書版などの漫画(少年誌系)
これらのうち、テキスト主体のものは可変レイアウトが採用されているので、画面の縦横比に関わらず画面いっぱいに表示できます。
しかし、漫画などの画像系コンテンツは版型によって縦横比が異なってくるので、画面上に「表示に使えない領域」が発生してきます*8。
そこで、その領域を除いた「実効ディスプレイサイズ」を考えることにします。
実効ディスプレイサイズの検討
各版型と端末のアスペクト比をまとめるとこんな感じ。
横:縦 | |
漫画(B6版など) | 1:1.41*9 |
漫画(新書版) | 1:1.65*10 |
Paperwhite(6") | 1:1.33 |
Galaxy S4 | 1:1.78 |
これらの値から実効ディスプレイサイズを算出すると、次のようになりました。
B6版 | 新書版 | |
Paperwhite(6") | 5.85"(97.5%) | 5.61"(93.5%) |
Galaxy S4(5") | 4.23"(84.6%) | 4.72"(94.4%) |
()内は実ディスプレイサイズに対する実効ディスプレイサイズの割合です。
新書版を表示したときの実効ディスプレイサイズは0.89"の違いなので実際の差の1"と同じような差ですが、B6版は1.62"(≒41mm)も違います。
これだけの差があれば「Paperwhiteの画面はスマホより大きい」と言えそうだと判断しました。
Kindle paperwhiteの画面は本当に"眩しくない"のか
Paperwhiteはバックライトによる透過光ではなくフロントライトによる反射光で画面を照らしているため、液晶ディスプレイより目が疲れにくいとのことでした。
こればかりは実物を見てみないとなんとも言えなかったんですが、ネット上のレビューやSonyのReaderの実機などを見る限り、確かに液晶より目に優しそうな感じがしました。
Paperwhiteの購入
以上2点の検討を行った結果、Paperwhiteをポチりました。
PaperwhiteはWi-Fiモデルなら7980円とお手頃なのも購入に至った大きな要因です。
使用してみて感じたこと
画面の大きさには満足
心配していたディスプレイの大きさですが、思ってたよりも大きかったです。
文庫版より一回り小さいくらいの画面サイズです。
画面の眩しさも軽減
画面の眩しさはかなり軽減されました。もはや全然気にならないレベル。
寝る前のベッド読書がより一層捗ります。
e-inkディスプレイは読みやすい
Paperwhiteに採用されているe-inkディスプレイは想像以上に読みやすいです。これは嬉しい誤算。
画面更新時に明暗が反転するのも僕の場合はすぐに慣れました。
思ってたより重い
ページめくりや選択した本を開くときの動作が思っていたよりも遅いです。
ただ、我慢できないレベルではないので、バッテリーライフとのトレードオフと考えれば納得できます。
また、物理的な重量も思っていたよりは重いです。
こちらも普段は気にならないのですが、寝転がって仰向けで読んでいるときなどは「もう少し軽ければなー」と思います。
結論
以上、簡単なレビューでした。
Kindleは便利なので、スマホアプリでいいので試してみるべきだと思います*11。
スマホで試用した結果、もっと便利にKindleを使いたくなったらPaperwhiteを買えばいいと思います。Paperwhiteを電子書籍専用端末として正しく割り切れる人なら、非常に良い買い物になると思います*12。